400年間無住寺であった廣慶寺を一代で再興した著者の原点は、曹洞宗大本山総持寺での修行の日々にあった。最初はお経も知らない、お袈裟の着け方も分からない20歳の著者の学び方は、言葉で覚えるのではなく、自らの体による体験 ――――
それが代々受け継がれてきた大本山の修行の有り方だった。本当の自由を獲得する、随うところに主となる生き方がここにある。
著者:覚山俊雄 (かくざん・しゅんゆう)
三輪山廣慶寺第三十一世住持
四六判・上製232ページ 定価 1,944円
送料 360円(1冊あたり) ※2冊以上は実費
【構成】
・地の章 宿世の縁 ・水の章 参学辨道
・火の章 朝参暮請 ・風の章 護持丹精
・空の章 行持報恩